アヒルと鴨のコインロッカー

2007–03–26 (Mon) 19:57
アヒルと鴨のコインロッカー
アヒルと鴨のコインロッカー伊坂 幸太郎

おすすめ平均
starsタイトルのセンス、好きです。
stars「ボブ・ディランの曲」を再生したら読み始めようか
starsこんな素敵な物語が書けるなんて!
stars時間を忘れるほど
stars騙される。

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本来ならば今日は、今月で廃線になる「くりはら田園鉄道」に乗って、周辺の綺麗な写真でもupしようと思ったのですが、昨夜熱が38度も出たので断念。代わりといっては何ですが、一気に読んだのでこの作品についてでも。

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!(東京創元社HPより)


伊坂作品は初めて読みました。
名前は知っていたのですが、最近読書から離れていて・・・
そんな私がこれを読もうと思ったのは、ずばり、
仙台が舞台で、なおかつ映画化される!
ということにつきます。
タイトルの不思議さと、あらすじの不思議さで、わりとコメディータッチの軽めの作品だと思って読み始めたらさぁ大変。
たしかに軽く一気に読んでしまいましたが、ラストの切ないこと悲しいこと。
途中で予想はついていましたが、いざ事実を突きつけられると切なさに胸がいっぱいでした。
おすすめですよ。

宮城出身で仙台にも住んでいた私としては、登場する場所について、「あぁ、あそこかなぁ〜」「あのへんの雰囲気かなぁ」などと想像するのも楽しかったです。地方都市の住人は自分の町が小説や映画に出てくるだけでもうれしいのですよ。

原作を読んだので、あとは、5月から仙台での先行ロードショーで映画を観るだけです^^
どんな風になってるのかなぁ・・・



映画「アヒルと鴨のコインロッカー」公式サイト
テーマ→本の紹介 / ジャンル→小説・文学

サイボーグ戦士、誰がために戦う

2006–12–05 (Tue) 22:01
最近、「サイボーグ009」を読んでいます。
高校の大先輩である石ノ森章太郎の代表作でありながら、アニメ(しかも昔の)を見ただけだったので、遅ればせながら読んでいるのです。

ほんとは、メディアファクトリー版のものが発表順どおりに出ているので、そっちで読みたかったのですが(版型も大きいし)、売ってないので、文庫版で発表順に読んでいます。
で、まず読んだのが5〜8巻、「誕生編」です。
なかなか渋いわ、これ。
絵は、まだ昔の少年漫画の絵ですけど。

詳しいこと知りたくて調べてみたら、この作品、手塚治虫の「火の鳥」なみにすごい作品だったのね。
完結編が2度書かれながら、2度とも中断。作者の死により永遠に完結しない。そういうところも「火の鳥」的。
「仮面ライダー」も、基本は「009」ですね。設定とか似てるし。

完結編ってのは「天使編」と「神々との闘い編」ね。「神々〜」はCOMに連載されてたというから、「火の鳥」なんかと同じ雑誌だったのだねぇ。あ、「誕生編」と「地底帝国ヨミ編」でもそれぞれ一応完結していますね。

石ノ森氏のご子息の小野寺丈氏が、小説で完結させると言ってから何年経ったか忘れましたが、いよいよ刊行されるそうです。一度は断念みたいな話があっただけに、期待しますよ。でも、心配のほうが大きいかも・・・(-。−;)
サイボーグ009 (23)
サイボーグ009 (23)石ノ森 章太郎

秋田書店 2004-03
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おすすめ平均 star
star天使編

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ハイペリオン

2006–11–11 (Sat) 21:42
ハイペリオン〈上〉
ハイペリオン〈上〉ダン シモンズ Dan Simmons 酒井 昭伸

おすすめ平均
stars人類の壮大な叙事詩である
starsまるで最上のコニャックのようなSF
starsまずは我慢して読んで
starsおもしろかったけど
stars今世紀最高の傑作4部作

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ハイペリオン〈下〉ハイペリオン〈下〉
ダン シモンズ Dan Simmons 酒井 昭伸

ハイペリオンの没落〈上〉 エンディミオンの覚醒〈上〉 エンディミオン〈上〉 エンディミオン〈下〉 星を継ぐもの

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28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。(「BOOK」データベースより)


この小説を知ったのは、そうですねぇ、今から10年以上前、「SFマガジン」誌上でしたね。「アメリカですごい小説が発表された!」と。

それから月日が経ち、数年前に上下巻を購入し、ちまちま読み続け、なんと!読み終えたのがつい最近(笑)いや〜、長くかかりました^^;

この作品、構成が入れ子状になっていまして、メインのストーリーは「時間の墓標」を目指して7人の巡礼が旅をする話なのですが、その間に巡礼たちそれぞれの物語、ハイペリオンとどのような繋がりがあるのかが明かされていきます。分量からすると、それぞれのエピソードのほうがメインです。
そのエピソードも、年代記、一代記、戦記、叙事詩、秘境探検、ミステリー、ハードボイルドとスタイルも様々。世の中のありとあらゆる種類の物語が、この1つの小説の中に中に詰まっています。
しかも!しかもです!
このハイペリオンの「時間の墓標」を巡る物語は、「ハイペリオン」上下巻ではなにも終わっていません!
「時間の墓標」にたどり着いたところで、この作品は終了してしまうのです。時間の墓標やシュライクとは一体何なのか?アウスターと連邦の戦いの決着は?
それは、続編『ハイペリオンの没落』以降、『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』と続く物語で解明されることになります。

はぁ〜、この先何年もの読書の楽しみが出来ました(笑)
↑・・・読むの遅すぎだろ・・・・

余談ですが、昔PSで発表されたRPG「ゼノギアス」が、この作品や「エヴァンゲリオン」の影響を受けているといわれています。

忘れかけの街・仙台

2006–05–05 (Fri) 20:05
忘れかけの街・仙台―昭和40年頃、そして今
忘れかけの街・仙台―昭和40年頃、そして今河北新報出版センター

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昭和40年~41年『河北新報』夕刊連載「わが町昔語り」の写真を元に、東一番丁、青葉通など仙台の市街地から生出、今市など郊外まで105の街や街路の昭和40年ごろと最近の写真を比較掲載。その街の歴史も紹介する。 (「MARC」データベースより)


私が大学時代を過ごし、最近まで住んでいた大好きな仙台。
その町並みを過去と現在の写真で振り返る良書。
追記 – open
テーマ→紹介したい本 / ジャンル→本・雑誌

多重人格探偵サイコ

2005–12–13 (Tue) 19:49
有名なので知っている人も多いとは思いますが、大好きな作品なのでご紹介。

僕はとにかく「謎」が好きなので、これはタイトルだけで「もう読むしかない!」と思いました。
物語は複雑に入り組んで展開しますので、ここではあらすじ、しかもほんのさわりの部分だけ、

私立の犯罪研究所の所員である雨宮一彦は、猟奇殺人事件にはずば抜けた捜査能力(プロファイリング)を発揮する。そんな彼には記憶のない過去が存在した。小林洋介、西園伸二、村田清という、別人格を持った複数の過去が…。
カニバリズム(人肉食主義)や脳に花を植え付けるフラワー殺人などの難事件を解明していく過程で導き出される犯人たちの共通点に気づく雨宮だが、自分にもそれがあてはまることを知って……。
幾重にも折り込まれた運命と計画!やがて危険なパズルは、戦慄の事実を暴き出していく
(ザ・スニーカー'97 12月号より)


どうですか、面白そうでしょう。面白いです。
タイトルどおり「多重人格」の探偵が主人公なんですが、多重人格というよりは・・・・おっと、ネタバレになるので言いますまい。
現在10巻まで、来年には待望の11巻が出るようです。

いままで、ドラマになったり小説になったり、関連本もいろいろ出ていたりするんですが、どうもハリウッドで映画化されるらしいとの情報も。

↓こちらのサイトに詳しい情報が載ってますよ。雰囲気もgood!
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